2010年11月19日 過去Blog
前回は、UITableViewを使って”HelloWorld”を表示しましたが、今回は、Interface Builderを使って、コードを書かずに”HelloWorld”を表示させてみます。 非常に簡単なアプリではありますが、Interface Builderを理解する最初のステップです。

今回の流れ:

  • View Based Projectの新規作成
  • iPhone シュミレータで確認
  • UIの要素をホーム画面に追加
  • コードを実行

View Based Projectの新規作成

Xcodeを起動し、「新規プロジェクト」を選択します。

以下のようなウインドウが表示されたら、左ペイン内のiOS > Application が選択されているのを確認、「View-based Application」を選んで、「選択」ボタンを押す。(Use Core Data for storage  のチェックは不要。)

その後に表示されるプロジェクト名は「HelloWorldViews」として保存。

2-1この時点で、いくつかのデフォルトファイルが追加されます。

その中にメインウインドウを起動するためのコードが含まれ、これを編集することが出来ます。

iPhoneの言葉では、各ウインドウはビューと呼ばれます。

iPhone シミュレータで確認

とりあえず、デフォルトのままの状態でビルドし、実行してみます。

すると以下の画像のような何も表示されない状態でシミュレータが起動すると思います。(実際にはウインドウが起動しています。)

2-2この状態では、あまり面白くありませんね。

それでは、少し面白くするためにUIコンポーネントをビューに追加してみましょう。そのためには、HelloWorldViewsViewController.xib を編集する必要があります。「.xib」の拡張子がついているファイルは「.nib」として知られているものです。これらのファイルは、Interface Builder で開くことが出来、あなたのアプリケーションの見た目を定義しています。

UIの要素をホーム画面に追加

HelloWorldViewsViewController.xib をクリックし、Interface Builderを起動します。すると、以下の画像のように、ウインドウ上部に「View」と書かれたiPhoneの形をしたウインドウ(画像内の中央上)や、ライブラリなど、4つのウインドウが現れると思います。
もし、Viewのウインドウが表示されてない場合は、File's Owner など
と書かれたファイルがあるウインドウ内の「View」をクリックしてください。
2-3iPhoneアプリを一度でも触ったことがある方なら見慣れているUIコンポーネントがたくさん並んだ「Library」という名前のウインドウがあると思います。 その中から、Labelを探してドラッグ&ドロップで配置してみてください。 他にも、いくつか適当に選んで「View」のウインドウの上にドラッグ&ドロップしてみてください。大きさなども自由に変更できます。 私は以下の画像のようにしました。 Label,Text Field,Search Bar,Toolbar の四つを置きました。 2-4Labelの追加が出来たら、Labelをクリックし、「Inspector」(最初に表示された4つのウインドウの一番右上)のAttributes(Inspector内の一番上にある4つのボタンの一番右)を表示してください。 このとき、「Inspector」の名前が「Label Attributes」となっていることを確認してください。
もし、Inspector が表示されていない場合は、Interface Builderメニューの
「Tools」>「Attributes Inspector」をクリックして表示させることも可能です。
「Label Attributes」のなかの「Text」の項目を編集し”HelloWorld”と入力します。 すると以下の画像のような感じになると思います。 2-5 Interface Builder 上の変更を保存します。 これで、今回のアプリケーションを実行する準備が出来ました。

コードを実行

Xcodeに戻り、ビルドして実行してみてください。 2-6これで今回の作業は完了です。 今回はコードも書かずに”HelloWorld” を表示するだけの本当に簡単なアプリでしたが、Interface Builder に触れることに少しずつ慣れていきましょう。(もちろん私もですが、、、) 次は、今回のように作ったインターフェースをコードを関連づけて動作させる方法について説明したいと思います。

この投稿へのコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます。
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

CAPTCHA


ピックアップ記事

Mac OSX ターミナルを起動 hosts設定

2010年10月14日 過去Blog
最近、iphoneアプリ開発のためにMacを触ることが増えたのですが、Windowsでは簡単にできることもMacでは、なかなか思うようにできません。。。。 同じような思いをしている方も多いのでは?と思うので、初歩的なことからいろいろとメモしておきます。 ■ターミナルをキーボードから起動させる まず、ターミナルの起動(Windowsでいうコマンドプロンプト)のショートカット? ctrl + …
「Mac OSX ターミナルを起動 hosts設定」をはてなブックマークに追加

デスクトップ上のファイルの拡張子を表示させる

2010年01月06日 過去Blog
私の環境では、デスクトップにあるファイル(デスクトップに限らずPC上のすべてのファイル?)の拡張子が表示されない設定になっており、時々、不便に感じることもあったので、それを変更しました。 拡張子を表示させるには、以下のように設定を変更します。 XPの場合 「コントロールパネル」→「フォルダオプション」→「表示」タブをクリックし、下の詳細設定の項目から「登録されている拡張子は表示しない」のチェック…
「デスクトップ上のファイルの拡張子を表示させる」をはてなブックマークに追加

Zencat : 共用SSLを利用する場合のセッション管理

2009年11月20日 過去Blog
Zencat のセッション管理については、「Zencart : セッションについて」で触れていますので、基本的な説明はそちらでご確認ください。 共用SSLを利用する場合のセッション管理についてですが、共用SSLを利用する場合は、基本的に自分の運用するドメインとSSLページは違うドメイン(サーバ会社のドメインなど)になることが多いと思います。 その場合は、ブラウザのクッキーに保存されているSSLページと非SSLページでのドメインが違うことになるので、セッションが正常に引き継げなくなり、カートが空になるなどの現象が起こります。 …
「Zencat : 共用SSLを利用する場合のセッション管理」をはてなブックマークに追加

php 配列の要素から重複を削除し、添え字を再配布する

2009年12月07日 過去Blog
$example_array= array( "green", "red", "green", "blue", "red"); phpで上記のような配列から、重複要素を削除するには $example_array = array_unique($example_array); とすることで重複要素は削除されます。 …
「php 配列の要素から重複を削除し、添え字を再配布する」をはてなブックマークに追加

tableViewに関する覚え書き

2011年01月03日 過去Blog
tableView に関する設定の説明です。 テーブル内のセクション数を設定する 以下の例では、2つのセクションをもつテーブルになります。 - (NSInteger)numberOfSectionsInTableView:(UITableView *)tableView { return 2; } セクション内の行数を指定する 以下の例では、最初のセクションは、2行のデータを表示し、次のセクションでも2行のデータを表示します。…
「tableViewに関する覚え書き」をはてなブックマークに追加
© graffiti on the web . All rights reserved. WordPress Theme by comfy